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    着物そのいち。

    着物に出会って広がった楽しみをちょこちょこ書いています。

    プロフィール

    渡邉なおこ

    Author:渡邉なおこ
    着物好き・舞台好きの30代。
    着付師。

    ご挨拶とプロフィール⇒■

    出張着付は只今承っておりません。
    大変申し訳ございませんが、また再開の折にはお知らせさせていただきます。
    ◆出張着付けご案内→◆




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    2017.04
    30
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    09:30

    銀座に観世能楽堂が開場しました。
    新しくオープンした「GINZA SIX」という商業施設の地下3階です。

    銀座の街中、特にGINZA SIXの周りは人が多くて、迷子になりそうだなぁと不安に思いつつ歩いていくと、紋付袴姿の男性が案内を持って立っていらして、びっくり!
    FENDIの真っ白なウィンドウの前に、黒紋付。
    目立ってたな~。驚いたけど能楽師さんにとっては正装、スーツみたいなものですものね。
    とても格好よかったです。

    数箇所で誘導して下さったおかげで、無事到着。

    170427_01.jpg

    本舞台は屋根も含めて、渋谷の松濤にあった観世能楽堂からそのまま移築されたそう。
    以前より客席の照明が明るいせいか新しい舞台のようでした。

    真新しい劇場の中は、なんだか落ち着かない感じがしましたが、公演が始まり、連吟、仕舞、と進むにつれて、ぐっと空気が引き締まっていく感じが面白かったです。

    この日、最後の演目は「草子洗小町」。シテは野村四郎さん。
    後シテが美しかったなぁ。
    青々とした松を背にして、静かに立つ小野小町。
    淡水色の長絹に、緋色の袴、端正な面、目の覚めるような美しい立ち姿でした。

    付けておられた面は元章 作の若女とのこと。
    ちょっと忘れ難いほど印象的なお顔をされていました。
    能面てあんなに美しいんだなぁ。


    初夏の陽気の中、開場記念公演ということで訪問着にしました。
    お譲りいただいた宝尽くしの訪問着と、伯母が若い頃から散々締めたおして柔らか~くなった袋帯です。

    170427_05.jpg

    縁起物を集めた宝尽くし。
    訪問着にもいろいろありますが、お祝の気持ちを込めつつも控えめな色合いで周りに馴染むのと、絵柄の可愛さが嬉しいのとで、私にとってはこういう場で重宝する有り難い着物です。

    170427_06.jpg

    開場おめでとうございました。
    多くの期待を受けて、これから沢山のチャレンジをされるんだろうと思います。
    日本文化を愛する方々にとって誇りとなるような良い劇場になりますように。

    170427_04.jpg

    新しい劇場の始まりに立ち会えて、嬉しい観能となりました。

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    2017.04
    24
    CM:0

    10:00
    Category : 着物

    先日、新しい半襦袢が届きました。

    丸洗いができて気軽なので、普段はいつも半襦袢です。
    よく着ているのは「ゑり正」さんの既成のもので、裄丈68cm、袖丈49cmの着物に合うように作られています。

    かたや、ここ1-2年で作ったり直したりした私の着物のサイズは、裄丈70cm、袖丈53cm。
    自分にとってちょうど良いと思えるサイズを探していたら、既製サイズより少しずつ長めになりました。

    着物と半襦袢のサイズが合わない時は、その都度、サイズの合う長襦袢を着る、サイズが関係ない筒袖やだまし袖で着る、普段着なら最終手段はサイズ違いを気にせず着る(笑)と、方法は幾つかあるので、半襦袢のサイズは変えることなく、そのままにしてきました。

    こんな風。
    着物と襦袢の袖丈が合ってない

    170420_06.jpg

    とはいえ、裄や袖の長い着物もだんだん増えてきて、フォーマルだとさすがにサイズ違いは気になる。
    そろそろ半襦袢をもう1枚作ろうと、先月ゑり正さんにご相談をしてみたところ、快くサイズオーダーを引き受けてくださいました。

    袖のサイズを変えるだけなので、裁縫の得意な方はご自分でも出来そうですよね。

    ちょっとした違いですが、やっぱりサイズが合うと気持ちがいいです。
    嬉しいので、ぴったりサイズの単衣に乗っけてみました。

    170420_03.jpg

    ああ、すっきり。

    日差しの強い日も増えてきましたし、来月はもう単衣にしよう~

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    2017.04
    22
    CM:0

    23:00
    Category : 着物

    予定が変更になって、ぽっかり時間の空いた休みの日。
    思い立って歌舞伎座に行ってみたところ、平日17時頃という仕事帰りにはちょっと早い時間だったからか、幸い並ばずに幕見のチケットが買えました。
    いつ来てみても、有り難いですねぇ、このシステム。

    四月大歌舞伎、夜の部の「桂川連理柵、帯屋の段」と「奴道成寺」の2幕を拝見。

    170420_04.jpg

    帯屋は、相変わらずこの話自体が好きになれないと思いながらも、いじわるな義弟を演じた染五郎さんが憎まれ役なんだけど実に可愛くて爽やかで良かったなぁ!

    猿之助さんの奴道成寺は、「やぁやぁようこそ!楽しんでってくださいね!」という猿之助さんの気持ちというか、サービス精神が溢れる、明るくて軽やかな歌舞伎舞踊らしい1時間でした。
    見てるとこっちも踊りたくなってついつい身体が揺れるので要注意。
    ついでに、踊りも半ば、おかめ・大尽・ひょっとこ、性格の違う3つのお面を次々と付け替えながら踊り分ける三面が終わって、袖に引っ込む時の猿之助さんのドヤ顔がカッコよすぎました。
    双眼鏡のぞきながら、ニヤニヤしちゃった…



    普段は芝居でも舞踊でも、どんなに大きな舞台を見る時でも双眼鏡はいらないと思っているのですが、歌舞伎だけは別です。えへへ。
    は~男前やった。

    170420_02.jpg

    この日は、格子柄の小紋に、三味線柄の名古屋帯でした。
    道成寺の合方は三味線が派手で格好よくて、いつ聞いても気分が上がります


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    2017.04
    14
    CM:0

    08:10
    Category : 着物

    上方舞のお浚い会も終わり、ほっと一息。
    まだかなーと皆がぼやいていた桜も、ようやく咲き揃いました。
    今年は友人が運転してくれて、初めて春の奈良へ。

    観光しながらお花見もできたら良いね~、くらいの気持ちでしたが、行く先々で満開で、これでもか!と満開で、ちょっともう言葉がうまく見つからないくらい美しい風景にたくさん出会いました。
    自然体で、風が抜けていくような奈良の景色は、本当に気持ちがいいです。

    170408_01.jpg

    このところ、和歌の世界に惹かれています。
    伝統芸能を観ていると、歌詞や台詞に時々登場する和歌。
    そんなに気にしたこともなかったのですが、竹西寛子さんの古今集についての本を夢中になって読んだばかりだったので、たくさんの和歌が生まれた古都・奈良への旅は、物語の世界を歩くようでとても楽しかったのでした。

     散ればこそ いとど桜はめでたけれ
     憂き世になにか久しかるべき

    今を生きている人の、ごくささやかな一瞬の感情を、なんて上手に言葉に映すんやろうなぁ。
    言葉の一つ一つに圧縮されているイメージが、読むとパッと弾けて広がる。
    芳香剤の粒が弾けてふわっと香る、あんなイメージ。
    弾ける香りは千年以上前に詠まれたとは思えないほどの瑞々しさで、読んでいると、忙しくて普段閉じている感情や感覚の蓋がふわぁっと開くような気がします。

    170408_02.jpg

    家の周りでも、出先でも、今年ははんまにようお花見させてもらいました。

    さて、存分に春を満喫して東京に戻ると、さっそく夏に向けての舞の稽古が始まりました。
    先日の稽古着。

    170412_01.jpg

    花の盛りは過ぎましたが、まだちらほらと桜の残る東京。
    ひらひらと花びらの散る柳色の小紋に、軽い紬の名古屋帯。
    羽織っていたコートは暑くて途中で脱ぎました。

    170412_03.jpg

    夏の浴衣会にむけて、またこつこつ稽古です。

    山村若静紀先生の東京稽古場、今年の浴衣会は、
    2017年8月6日(日)午後、神楽坂にて開催予定です。

    詳細決まりましたら、またお知らせしますので、ぜひご予定くださーい♪


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    2017.04
    05
    CM:0

    13:00

    毎年恒例、上方舞の春のおさらい会が終わりました。

    春と夏に1回ずつ発表会がありまして、師匠、稽古場の皆、家族や友人達の前で1人1曲ずつ舞を披露します。
    今年で10回目になる「はるの会」。
    私は地唄の「淀川」を舞わせていただきました。

    日本舞踊 上方舞 山村若静紀社中
    「第10回 はるの会」@大阪美術倶楽部
    大師匠の若佐紀先生、若静紀先生、ゲストで獅子舞を披露してくださった豊来家玉之助師匠、
    いつも大活躍の司会者Bさん、出演者、みんなで 『祝10回♪』

    170401_06.jpg

    真面目な集合写真も撮って下さったんですけど、可愛いのでこっち載せときます~
    玉之助師匠も大師匠もしてくださっていたのか・・・可愛い

    会が近くなると、「ああ、もうちょっとで発表会が・・・」と稽古しながら冷や汗や溜息が多くなるんですけど、当日を迎えたら、もう朝から晩まで只々楽しいだけです。
    今年は師範の若静和さんや若静奈さんの所のお弟子さんもご一緒だったので、舞台裏が益々賑やかでした。

    若静雪さんの舞台裏のレポート~♪⇒⇒

    開場と同時にお客様がお集まりくださって、和やかに開演。
    若静和さんの「松竹梅」でお開き、締めは若静紀先生の「松島」。
    初舞台の方の舞も、今年名取試験を受ける方の緊張感のある舞も、名取さん達の華やかな舞も、見ごたえのある29曲でした。

    自分の舞は、まぁー、納得いくように舞えることなんか生涯なさそうですよね。
    それでも以前よりは多少ましになった所と、やっぱり駄目な所が、自分なりに何となく思い当たるので、
    会が終わると、また次の稽古でも頑張ろうという気持ちになります。

    さて、舞い終えてほっとしたら、宴です♪
    うどんすき~。

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    大阪と東京、それぞれの稽古場の皆が集まる機会は中々ないので、
    近況報告したり、今日の反省会したり、着物話したり、活きた車海老が飛び跳ねるのを追いかけたり(びっくりした、笑)。

    師匠方は、若静紀先生と玉之助師匠が大好きだという盆踊りの話で多いに盛り上がっておられました。
    しまいには祝い歌に合わせて先生が踊りだすという・・・
    は~、今年もお腹いっぱい楽しかった。

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    姉弟子さんから、「最初はお互い食事しながら見る気楽な会でね、、、」とこの会の始まった頃のことを聞くにつけ、お忙しい中、毎年かかさず弟子に発表の機会を作ってくださる若静紀先生と、見守ってくださる若佐紀先生に感謝するばかりです。

    いつか上手に舞えたらいいなぁと思います。
    そのためには、正直で、誠実でおらなとあかんねんなぁと、若佐紀先生のお話が今年も胸に響きます。
    舞う人の人となりが舞台にはにじみ出てしまうものやし。
    そこが怖くもあるけど、身体ひとつで型の通りに舞う日本舞踊のすごく面白いところ。
    拙いとか、上手いとか、若いとか、若くないとか、関係ないところにある根っこの部分の面白み。

    ひとまず、また来年まで、
    ご飯よう食べて、稽古して、ご機嫌に過ごしたいと思います。(ん?)

    では、社中の皆様、お疲れ様でした。
    ご覧くださった皆様、ありがとうございました!

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    2017.04
    02
    CM:0

    10:00
    Category : 着付け

    今年の桜はゆっくりですね。
    もう咲くかな~、まだかな~、とつぼみを眺めていた3月。

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    慌しくなかなかお受けできずにいたお着付けですが、ちょうど予定が合って伺えたお客様も。

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    お食事会に行かれる方や、ご卒業式のお袴など。
    なんとも幸せなお嬢様方の笑顔を拝見して、私の方こそ嬉しいご訪問でした。

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    月末は、毎年お手伝いしているプログラムの恒例の発表会でした。
    昨年の秋から半年間、能楽師の先生方のもと、謡や仕舞、狂言のお稽古を重ねた子供達が
    宝生能楽堂の本舞台で、お稽古の成果を披露しました。

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    半年間、そばで稽古を見ていると、沢山のことをあっという間に吸収していく子供達にいつも驚かされます。
    今年も本番の日は皆本当にきらきらしてたな~。
    初舞台おめでとう!お稽古頑張ってくれて有難うね。お疲れ様でした。

    発表会を見守り終えた週末、舞踊公演「舞踊名作鑑賞会」を観に国立劇場に伺うと、劇場のお庭の桜が一足早く咲き始めていました。

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    都内の桜は、まだ蕾だったので、この辺りは早咲きなのでしょうかね?
    終演後、拝見した花柳寿南海さんの「黒髪」を反芻しながら、小雨の中をのんびり散歩。

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    拙くてもまっすぐ気負いのない子供達の舞台も、ご高齢になり体が思うままには動かない寿南海さんの舞台も、どちらも胸に迫るものがあります。
    良い舞台、良い踊りってどういうことなんだろうなぁ。

    さて、4月からまた新しい1年。
    今年は入学式の頃に満開になりそうで楽しみですね

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